ローザンヌ生活終了 - 日本帰国
tags: swiss, lausanne 昨日(2016年11月5日)に,11ヶ月のローザンヌ生活を終えて日本に帰国した. いろいろと思ったことを今思い出せることだけでもメモしておく.
- ローザンヌ(スイス?)はネットを使える環境がかなり限られている.ネット使いたければ携帯番号が必要みたいなサービスが多く,携帯電話持っていないと使えない...
- 日本で契約しているiPhoneはSIM lockがかかっていて海外では使えなかった.(このSIM lockで販売している会社はホントにクソと思う.契約満了してもSIM lockは外してもらえない...)
- 海外において,外でネットが使えないと困ることが多いので,SIM freeのスマホを持っていくか買うかするべしと思った.
- 山と湖などの自然が身近にある生活は良いものだ.
- 湖畔を歩いたり走ったりサイクリングしたりできるような道や,BBQできるような公園,泳げるようなビーチを作ることは魅力的な町として重要な要素.(ローザンヌと三ヶ日町の違い...)
- 海外では電車やカフェなどの空間で,人目を気にせずに大きな声で電話している人が結構多い.人目を気にせず行動できることは良いことだが,このような悪い側面も生じてしまうのかもしれない.
- 街なかの人が集まるところで,いろんな種類の音楽のライブパフォーマンスがあるのは良い.日本では,駆け出しアイドルか,フォークデュオ的な人が多いが,もっと様々な楽器の生演奏があると街の雰囲気が良くなると思う.
- 本当に3ヶ国語以上話せる人がたくさんいる.そもそもフランス語とドイツ語が多く使われており,それに近い英語を学校で習って使えるようになるわけだから,そうなるのもうなずける.しかし,3ヶ国語を話せるのが当然のような空気・雰囲気も大事な気がする.
- 言語は頻繁に会話に使うようにしないと上達しない.(フランス語は少しだけ勉強していたが,使っていなかったので全く上達しなかった...)
- 英語は研究室で使ってはいたが,もっと使う機会を持つべきだった.(そのうち勝手に上達するだろうと期待したが,そう簡単ではなかった.)
- 上と同じだが,英語を話す環境にいるからといって,勉強しなくても上達するかというとそうではないらしい.
- 挨拶する回数が多い.知らない人とも,道端やエレベーターなどでは挨拶することが多い.
- LINEは海外では弱く,誰も使っていないので,whatsappを使う必要があるが,使い勝手はLINEの方がよい.(これからも,繁栄するか否かを決定するのは,使い勝手や性能ではないことが分かる)
- 健康保険の両国間での相互協定みたいなもの,のような重要な情報を誰も教えてくれない.もっと簡単に重要な情報を入手できるようにしてもらいたかった.(大学では多くの海外長期出張や留学を送り込むのだから,そこらへんのケアのノウハウも持っているべきと思う)
- 食費と住居費が非常に高い.特に外食費はパスタ一皿で20CHF(為替に依存するが2100〜2600円)以上が普通.それにもう一品やワインなどを付けると簡単に一人4000〜5000円となる.
- しかも,特に美味しいことはない.イタリア,スペイン,ポルトガルの方が美味しく,安い.食に関してはスイスは良い国ではない.
- スイスではチーズを推してくるが,ラクレットとチーズフォンデュのどちらも溶けたチーズをポテトや玉ねぎと一緒に食べるだけで,最初の数口は美味しいがすぐに飽きてくる.
- 食事をシェアする文化ではなく,味の変わらない大きな一皿を食べる.
ローザンヌ生活の詳細については 別の場所 にも記載している.